マイルの翼 
・「ANAプレミアムポイントってなに？」
・「ANAプレミアムポイントの計算方法を知りたい！」
・「ANAプレミアムポイントの貯め方は？」
・「ANAプレミアムポイントってどう使うの？」
・ANAプレミアムポイントとは
・ANAプレミアムポイントの計算方法
・ANAプレミアムポイントの貯め方
・ANAプレミアムポイントの使い方
以下の経歴と実績を持った私が解説します
・都内SIer勤務の会社員
・2017年より陸マイラー活動を開始
・月間20,000マイル以上を継続的に獲得
・趣味はコスパ良き贅沢な旅の追求
この記事を読めば、ANAプレミアムポイントについて理解を深めることができ、計算方法や効率良く貯めるコツが分かるようになります。最短でANAプレミアムメンバーになるための必要な知識が書かれているので、さっそく読んでみましょう。
ANAプレミアムポイントとは
プレミアムポイントとはプレミアムメンバーの認定を目的として、ANAグループ便及びスターアライアンス運行便に搭乗した際に貯まります。マイルとは別に積算されるポイントです。カード決済等の陸活動では貯めることができません。所定数のプレミアムポイントを貯めるとANAプレミアムメンバーになることができます。
ANAプレミアムメンバーになると空港内のあらゆる手続きが優先され待ち時間が大幅に短縮。ANAラウンジでドリンクや軽食を食べながら搭乗までの時間を優雅に過ごすことができます。
ANAマイルとANAプレミアムポイントの違い
ANAでは有償で飛行機に搭乗するとマイルとプレミアムポイントの2つが同時に貯まります。マイルを貯めると特典航空券に交換して無料で飛行機に乗れたりします。プレミアムポイントはANAプレミアムメンバーになれるかどうかの判定だけに使われるポイントです。
ANAプレミアムポイントの有効期限
プレミアムポイントの有効期限は毎年1月1日から12月31日の1年間です。翌年に持ち越すことはできません。1月1日になると前年に積算されていたプレミアムポイントはリセットされます。ANAプレミアムメンバーの会員資格を維持するためには、毎年プレミアムポイントを貯めて条件をクリアする必要があります。
ANAプレミアムポイントの計算方法
プレミアムポイントの計算方法について解説していきます。プレミアムポイントは以下の式で計算されます。
区間基本マイレージ
区間基本マイレージはフライトした飛行距離です。詳細はANA公式サイトを参照してください。
予約クラス・運賃種別ごとの積算率
予約クラス・運賃種類ごとに積算率が定められています。高額なファーストクラスやビジネスクラス等の座席や正規料金で購入してくれる方には高い積算率が設定されています。また、割引料金の航空券やツアーなどの格安料金は低い積算率が設定されています。
国内線、国際線ともに運賃種別が細かく設定されていますが、ざっくりまとめると以下の通りです。
| 運賃種別 | 積算率 |
|---|---|
| プレミアムクラスの正規運賃 | 150% |
| プレミアムクラスの割引運賃 | 125% |
| 一般クラスの正規運賃 | 100% |
| 一般クラスの割引運賃 | 75% |
| ツアー旅行・格安チケット | 50% |
| 運賃種別 | 積算率 |
|---|---|
| ファーストクラスの正規運賃 ビジネスクラスの正規運賃 | 150% |
| ビジネスクラスの割引運賃 | 125%・70% |
| プレミアムエコノミークラスの正規運賃 | 100% |
| プレミアムエコノミークラスの割引運賃 | 70% |
| エコノミークラスの正規運賃 | 100% |
| エコノミークラスの割引運賃 | 70%・50%・30% |
路線倍率
路線倍率は近距離路線路線ほど優遇されています。国内線が最も高く設定されています。主に国内線に搭乗した方がプレミアムポイントは貯めやすいです。
| 路線 | 倍率 |
|---|---|
| 国内線 | 2倍 |
| 国際線（ANAグループ運航便のアジア・オセアニア・ウラジオストク路線） | 1.5倍 |
| その他国際線（スターアライアンス便等） | 1倍 |
搭乗ポイント
搭乗ポイントは搭乗した座席クラスや運賃種別によって付与されるポイントです。グレードの高い座席や正規料金には高めのポイントが付与されます。
国内線
| 運賃種別 | 付与されるプレミアムポイント |
|---|---|
| プレミアムクラスの運賃、株主優待割引運賃等 | 400ポイント |
| 乗継割引運賃等 | 200ポイント |
| 一般クラスの割引運賃等 | 0ポイント |
国際線
| 運賃種別 | 付与されるプレミアムポイント |
|---|---|
| ファーストクラス ビジネスクラス プレミアムエコノミークラス エコノミークラス | 400ポイント |
| エコノミークラスの割引運賃等 | 0ポイント |
ANAの運賃種別は細かく設定されており、詳細を記載するとややこしくなるため、あえて簡略化して記載しました。詳しい情報はANA公式サイトを参照してください。
ANAプレミアムポイントの貯め方
プレミアムポイントは*フライトマイルに路線倍率をかけ、搭乗ポイントを加算したものでした。フライトマイルの積算が可能な運賃が前提であることから、プレミアムポイントは有償で飛行機に搭乗しないと貯まりません。
*フライトマイル ＝ 区間基本マイレージ × 予約クラス・運賃種別ごとの積算率
有償で搭乗した場合のみ貯まる
有償とは現金やカード決済、ANA SKYコインなどで航空券を購入した場合にプレミアムポイントは貯まります。
特典航空券で搭乗した場合は対象外
特典航空券はフライトマイルの積算がされません。プレミアムポイントはフライトマイルの積算が可能な運賃が前提のため、特典航空券で飛行機に搭乗した場合はプレミアムポイントが貯まりません。
ANAプレミアムポイントの使い方
プレミアムポイントはANAプレミアムメンバーの判定だけに使われるポイントです。特典航空券やANA SKYコインに交換したり、ショッピングで利用したりすることはできません。
ANAプレミアムポイントを効率良く貯めるには
プレミアムポイントを効率よく貯めるには「1プレミアムポイント獲得するのにかかったコスト」を表すPP単価（プレミアムポイント単価）を算出する必要があります。このPP単価の低い路線を追求していくことがプレミアムポイントを効率よく貯めるコツです。
PP単価 ＝ 航空券の運賃 ÷ 獲得できるプレミアムポイント
昨今、航空需要の高まりや燃油価格の上昇によって航空券の値段は上がっていますが、PP単価の目安として10円以下の路線であればお得と言われています。
国内路線は羽田-那覇が鉄板ルート
国内路線の鉄板ルートとして羽田-那覇がよく挙げられます。1日2往復できることが利点です。とある日を例にPP単価を算出してみます。
9.26(PP単価) ＝ 27,340円(航空券の運賃) ÷ 2,952(獲得できるプレミアムポイント)
ANA公式サイトからプレミアムポイントのシミュレーションができます。搭乗した路線でどれくらい貯まるか調べてみるのもおすすめです。
ANAプレミアムポイントに関するよくある質問
ANAプレミアムポイントに関するよくある質問についてお答えしていきます。
ANAプレミアムポイントはANAマイルに交換できるの？
ANAプレミアムポイントはANAプレミアムメンバーの判定だけに使われるポイントです。ANAプレミアムポイントをANAマイルに交換することはできません。ANAマイルとANAプレミアムポイントの違いについてまとめておきます。
| 項目 | マイル | プレミアムポイント |
|---|---|---|
| 貯め方 | 飛行機に乗る、カード決済など | 飛行機に乗る |
| 使い道 | 無料で飛行機に乗れるなど | ANAプレミアムメンバーの判定 |
| 有効期限 | 取得日から36ヶ月後の月末まで | 毎年12月末まで |
ANAプレミアムポイントはいつ付与されるの？
ANAプレミアムポイントは飛行機に搭乗した翌日未明頃には付与されています。
ANAプレミアムポイントを貯めてSFC修行もあり
ANAプレミアムメンバーのステータスを維持するためには、毎年プレミアムポイントを貯めて条件をクリアする必要がありますが、一度プラチナ以上の会員ステータスを獲得すれば、スーパーフライヤーズカード（通称：SFC）を発行することが可能です。SFCを保有し続けている限りはステータスを永続保持することができます。SFCの取得を目指してひたすら飛行機に搭乗するSFC修行もありですよ。
